図師町概要

図師町

*図師町の位置

緯度 35度34分

経度 139度25分

*地域 忠生地区

*河川 

鶴見川 源流は町田市にある。流域の形が夢を食べると言われるバクに似ていることから「バクの川」としても親しまれています。

結道川 並木橋付近で鶴見川と合流します。

*歴史

正保年間にはすでに同村は上図師村と下図師となっているようですが、このような上下村の分割はいつのことであるか、明確ではありません。しかし、助郷役などにおいては、のちまで一村として扱われています。朱印地として、円福寺 長慶寺 白山社の三つがありました。

『新編武蔵風土記稿』によると、村の中央、字宿というところに民家97

軒が集落をなしていました。真土と黒土の交ざった土性は割合に質がよく、稲作・麦作のほか、桑や茶や野菜の栽培に適しており、水利は村内に溜池2か所があって灌漑に苦しむことはありませんでしたが、豪雨のときはしばしば水害をうけたといいます。

 安政4年の家数は図師村全体で114軒でした。

*地名の由来

図師村は柚木領に属し、その周囲は野津田・小野路・木曾・山崎・小山田の各村に接していました。その名称のおこりについて『新編武蔵風土記稿』では、承久のころ(1220年前後)、小山田二郎重義に白山権現の社地の図をかいてささげた図師の僧がいたので、その僧をめでて白山社領を寄附したことによる、と伝えています。

 

出典/参考

 ・国土地理院 ・町田市ホームページ ・京浜河川事務所ホームページ

 ・町田市史 下巻